君の肌を壊す夜




優貴の頬をつたう涙に


思い出を見た気がした。




今よりも


まだ幼い顔立ちをした君が


あたしの手を取って


優しいキスをした。



どこかのラブホテルで


地図を広げながら


何処かの街を指差す君。



あたしは


二枚の切符を持って


罪悪感と


期待で


胸が一杯だったんだ…。