君の肌を壊す夜





失ったはずの記憶の一部を手に入れた時




あたしは既に、もう引き返せない場所まで来ていた。






思い出したのはあの一瞬の1場面だけ。



でも、分かる。



分かるんだ。




あたしは確かに優貴を知っていて…



彼を愛してた。





一欠けらの記憶と供に感じたこの気持ちに名前があるなら


それは間違いなく『愛』だった。