「ちょっと!あんなに苦労して持ってきた野菜落とさないでよっ! 傷んだらどうするの!?」 今日、一日の疲れがあたしに大きな声を上げさせて 目が合った優貴と何が可笑しいのか二人で笑った。 「わざわざ、あんな重たいもの届けに来てくれたの?」 「…仕方ないじゃない。おすそ分けしないと、あたしが食べ過ぎで死んじゃう。」 「…兄さんにはちゃんと言って来たの?」 「ううん。…だから内緒にしてよ。」 苦笑いをしながら散乱した野菜を拾う。