「宇宙さん」

「…中山さん……」

「お久しぶりです」


久しぶりに見た中山さん、中山さんの声も、なにもかもが愛おしい。


「あれ?中山さん、何か変わりました?」

「あ、メイクしてるからだと思います、そういえば宇宙さんに、スッピン見られちゃったんですね……、恥ずかしいです」


頬を赤く染めた中山さんは、本当に可愛くて胸の深くがきゅーっとなった。


「こっちに来ちゃって友達は、平気なんですか?」

「大丈夫ですっ、言ってきましたから、宇宙さん今から時間ありますか?」

「これから、会社に戻らないと…」

「残念です…、それじゃあ……「あ、あの!仕事の後時間ありますっ!早く終わらせます…」


中山さんの言葉を遮って、言葉を繋げた。

「嬉しいです、じゃあどうしようかな…」

「中山さんの、番号教えてもらっていいですか?」



こんな会話で、中山さんの携帯番号を知れた。

中学生並のピュアな恋。
そんな恋を大切にしたい。