キミはリア充。



とうとう宮迫との距離がゼロになって、彼女は足を止めた。

目の前に立つと、相当ちっちゃい。

小ぶりな頭がゆるゆる上がって、艶やかな前髪の間から綺麗な瞳が見えたとき。

オレは、ふと違和感を感じたのだ。


あれ?この目は好きっていうより、どっちかといえば――










次の瞬間、オレは腹に強烈な鉄拳を食らって吹っ飛んでた。