そんなワケで、4限の終わりを告げるチャイムがなってすぐに、オレは東棟へと向かった。 ワクワクしながら校舎裏を覗き込んだものの、まだ誰もいない。 (ちょっと早く来すぎたかな) 若干拍子抜けしたけど、今から告ろうって子を待ち伏せてみるのも悪くない。 だが、相手の足音は思ったより早くやってきた。