キミはリア充。



美少女に殴られた、次の日。


退屈な日常に新たな楽しみを見つけたオレは、ルンルン気分で登校した。


「おはよー」

「うっす」
「ケイー、おめ、カバンから糸でてんぞ」
「マジ?」
「ちょっとぉー、ケイ、聞いてよ!
リッコがさぁ~」
「ちょお、やめてって、マキ!」

いつも通り、騒がしい朝。
普段のオレだったら教室で一番明るいとこに直行するんだけど。

今日は、一番すみっこの席に歩いてゆく。


「柚子。オハヨ」