キミはリア充。



―宮迫ちゃんは


奴の声が脳裏に響く。


―寂しいから、

みんながうらやましいんだよね。



「断じて違うー!」



私はひとり頭をかきむしった。


独りメシは日中のごほうび!

なぜなら好きに本が読めるから!


独り下校は放課後の癒やしタイム!

なぜなら誰にも気を遣わずのんびり過ごせるから!




…そう、孤独と悲しみはイコールではない。

私のような人種にとっては、むしろ幸福ですらあるというのに。




誰がなんと言おうと、だ。