キミはリア充。

そんな訳で、高校入学以来半年間ひたすら孤独に過ごしていた私だったのだが。

この半年という時間は、思ったより長かった。


そう、人見知りの代表みたいな私を、愚にもつかぬ暴力に駆り立ててしまう程度には。

言うまでもないがこの暴力とは、イケメン秀才の出来過ぎクンへのヤキ入れのことだ。





まぁ正直、何やってるんだ自分、とは思ってた。

でも半年ひとりぼっちを続けるうちに、学校生活とか世間体とか、そういうのがどうでもよくなってきたんだ。

どうせこの先楽しいこともなく働いて老いて死んでゆくのなら、嫌いなあいつを殴り倒してから老いる方がマシだ、と。

そういう風に考えてもしまうのだ。





実際に体験した私が言うのだから、間違いない。