「…何?」 めんどくさそうにあたしを見る彼。 幸い西野くんの友達はいなくて1人だった。 これが唯一の救いかもしれない。 「あ、あの…えっと…ちょっと…話があるんです…けどいいですか?」 声が震える。 こんな近くでみる西野くんは本当にかっこよすぎて いつもよりもドキドキして心臓の音が聞こえてないか心配になった。 「いいけど…」 靴を履き替えるとあたしを見下ろして話すのを待っていた。