あたしは西野くんが寝たのを見届けると、すぐに走って屋上に向かった。



「遅くなっちゃってごめんね!」



ダッシュで走ってきて、息を切らしながら謝ると



「ううん、全然待ってないよ。



なんて言うと思う?遅いのよ!



私、掃除ないからだいぶ待ってたんだけど…」



「…ほんとごめんね。」


「あー、その謝り方むかつく!本当に何なの?」



「ごめ…、あっ!」



あたしが無意識にまた謝ろうとしたら、思いっきりつばきちゃんに睨まれてしまった…



こ、こわい。