―翌日。 いつものように家を出ると、昨日の公園の前で誰かを待っている西野くんの姿があった。 普通に「おはようございます」とあいさつしてすぐに通りすぎようとしたら 「待てよ」と言われて腕を掴まれた。 「何で通りすぎようとすんだよ!一緒に行くんだよ」 「え?」 「え?じゃねぇ。付き合ってんだから当たり前だろ?」 西野くんはあたしの手を握って歩き出した。 あたしの頭の中は???でいっぱいでもうどうしたらいいか分からなくてそのまま学校に行った。