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「俺、もうお前のこと飽きた。
もう顔も見たくねぇ。
あたしの前に急に彼が現れるとあたしに向かってこう言った。
…あんたなんかと付き合わなければ良かった。」
そんな…西野くんはずっとそんな風に思ってたの？
何がいけなかったの？
「ぐすっ…ふぇ」
あたしが泣き出すと、冷たい顔で見下ろして
「俺はすぐ泣く奴が一番嫌いなんだよ」
そう言って彼は振り返るとそのまま去って行った。
「西野くん！」
って何度も彼の背中に向かって叫んでみたけど……振り返ってくれることは一度もなくて
あたしはその場にしゃがみこんで泣いていた。
