「それで?滅茶苦茶でもいいから自分の思っていること全部言って」
と西野くんはさっきとは打って変わって優しい顔して言ってくれた。
「…はい。
でも、女子に囲まれてたり、告白されている所を見るとやっぱりヤキモチ妬いちゃって…
でも、泣いてばっかり言ったり、わがまま言ったりしたら…
嫌われちゃうだろうなって考える自分もいて言わないようにしていたんです。
だからあたしは何をしている時も西野くんでいっぱいなんです。
それであの…結局言いたいことは………
あたし…西野くんの本物の彼女になりたいんです!
もう偽彼女は嫌なんです!
だから……
西野くんの……
本当の…本当の…彼女になる…方法を…教えて下さい。」

