「頭の中はいつも西野くんのことでいっぱいで…
授業受けてる時も、家にいる時も、
友達と一緒にいても、ごはん食べてる時もずっと…
それに…
あたしよく泣いたりしますけど、泣くのは西野くんのことだけなんです。
話すときもいつもドキドキしてめちゃくちゃなことを言わないように敬語を話すようにしていて
あ!ハルくんは西野くんの友達だから敬語を話しているだけでドキドキはしてません。
ってあたし何言ってるんだろ?」
何だか自分でもよく分かんなくなってきちゃった。
でも西野くんは呆れず、面倒く下がらず真剣な眼差しで
あたしの気持ちを聞いてくれた。
ただ、それだけなのにもっと好きになっている自分がいた。

