西野くんの偽カノジョ




葉山先輩のお母さんからの要望は土日が1番混むから、できれば土日は入って欲しいこと。



期末テストも近いことからバイトを優先しなくていいこと。



クリスマスケーキの販売もあるからクリスマスイブかクリスマスのどちらかに入って働いて欲しいってこと。



それで決まったことはひとみは期末テスト関係なく週4でクリスマスまで働くことに決まったのと、



あたしは期末テスト終わるまでは週4で働いて、終わってからは週5で働くことにした。



そして働くのはクリスマスイブまでにしてもらった。



「ねぇ、結衣ちゃん。お給料最終日で平気?彼氏さんの誕生日クリスマス前だって翔太に聞いたんだけど。」



え…な、なんで葉山先輩そんなことまで知ってるの?



あたし何にも言ってなかったのに。



「そんな…ここまでしてもらったのにこれ以上は甘える訳にはいけません。あたしは大丈夫です。ご迷惑お掛けしてすみません。」



これはあたしのミスだ。



もっと早く西野くんに誕生日を聞かなかったあたしがいけないんだから。



西野くんにはクリスマスまで待ってもらうしかない。



「あら、そう?短期だから手渡しだし、気を遣わなくていいのに。早くして欲しかったらいつでも言ってね?相談にのるから。」



「ありがとうございます。助かります。」



その後は、3人でゆっくりケーキを食べて




お店の制服の採寸をして、レジやケーキの並べ方、お店のケーキの種類、ケーキの販売の仕方など今日はお店には出ず、中で研修をした。



そして帰りにケーキを持たせてくれてその日はひとみと一緒に帰った。