西野くんの偽カノジョ




「私なんかも一緒にやっちゃっていいの?」



目がすごくキラキラしているひとみ。



やっぱり女の子はケーキとか甘いものは好きだもんね!



「うん!葉山先輩、何かあたしを見て察してくれたみたいで、そしたら友達も誘っていいよって言ってくれたから。」



「そっか!あたしもやるよ。でも、今すぐバイト始めるの?すぐに期末テストあるよ?」



あ、そうだった!



すっかり忘れてた。



でも、期末テストの後からバイトを始めたらすぐ西野くんの誕生日が来ちゃう。



これはあの一夜漬け勉強をするしか…



「今回は寒いし、一夜漬け勉強を…」



「そんなことしたら、怒るからね!



それから西野くん本人にもバイトしてること言っちゃうからね!」



それは困る。全部バレちゃうもん。



やっぱり駄目か。



今回は真面目にコツコツやって行こうかな。



「はい…頑張ります…」



「分かったよ、数学は苦手だから手伝えないけどその他なら何となく分かるし教えてあげる。」



さすがひとみ。


数学で足引っ張ってるみたいだけど毎回学年で50番以内に入っている。



あたしなんか3ケタだからそんなこと夢のまた夢の話だよ…



「ひとみ~、ありがとう。」



「いいえ、今回は結構分かるしね!それにバイト紹介してくれたし。履歴書書けばいい?」


「うん、葉山先輩に連絡しとくね!」



その後も少しバイトの話をすると、いつもの道で「ばいばい」と言って別れた。