西野くんの偽カノジョ




「やりたいです!



でも…」



そしたら西野くんに言われたことを守れなくなってしまう。



それで…もし、バレてしまったらって考えたらバイトしたいけれど、どうしても気が進まない。



「だったらこれでどう?



どうせアイツに2人で会うなとかそんなこと言われてんだろ?



それなら結衣の友達も誘ってみたら?



そしたらアイツの言うことには反してないだろ?」



確かに…



って、なんであたし何にも言ってないのに先輩は分かったんだろ?



それからひとみはバイトするのOKしてくれるかな?



「考えてみます!1日待ってもらってもいいですか?」



あたしがそう言うとルーズリーフを取り出してペンに何かを書き出した。