西野くんの偽カノジョ




―――――…



もうその日の授業はプレゼントのことで頭がいっぱいだった。



好きな英語の時間の時でさえ切り換えできなかったくらい…



そして、あたしは今ひとみが掃除終わるのを待っている。



本当は教室や廊下で待っていようとしたんだけど掃除の邪魔になるからやめて…


あたしは1人目的地も決めずただ歩いていた。



クリスマスの1週間前に誕生日。



過ぎてなくて本当に良かった。


だけど誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントを一気に用意しないとだ。


きっとどんなにお小遣いで頑張っても無理がある。



どこかアルバイトできる所探さないと。



できれば短期で。



「バイト♪バイト♪」



あたしにできるアルバイト何かないかな?



帰りに情報誌もらって帰ろっと。



未だに働いたことないし楽しみ〜!



「結衣、バイトしたいの?」



目の前に図書室があって入ろうとしたら、後ろから誰かに声を掛けられた。