西野 葵side
コンテストから抜け出して結衣を図書室に連れてきた。
だけど分からなくなった。
結衣は葉山とかいう奴のことが好きだってのに
俺は葉山と結衣がキスをしようとした瞬間どうしても我慢できなくて
結衣の腕を引っ張って、自分の後ろに隠して…
挙げ句の果てには全校生徒の目の前であんなことを言ってしまった。
ここに連れてくるまでの全てのことが無意識でしたことで
図書室に来て初めて自分がしたことに気がついた。
まじで俺はバカだ。
ここまで連れてきて何にもしない俺に結衣は心配そうな顔をして見てくる。
そんな風に見られてもどうしたらいいか分からない。
とりあえず「帰っていいよ」と結衣に言おうとしたら…
「あの…話があるんですけど、ちょっと聞いてもらってもいいですか?」
と言ってきて、俺は何も言わずに結衣に耳を傾けた。

