西野くんの偽カノジョ




「ひとみ、この先輩…」



あたしが今度指を指すと…


「あー葉山先輩ね!



たしか前に一瞬話してくれた人だよね?



うーん、学年違うからよく分かんないけど



この先輩もきっと西野くんと同じくらい人気なんじゃないのかな?」



「…そうなんだ。」



葉山先輩…



最近会ってないな。



あたしが図書室に行かないからか!


「ねぇ…結衣、とりあえずイケメンコンテストは置いといてさ、昨日どうなったの?」



ど、どうなったの?



って言われてもねー!



気付いたら一緒に寝てました。なんて言えないよ…