近未来の神奈川県逗子市。その街に探偵岡桂太(おかけいた)が住んでいた。彼は小さな個人の探偵事務所を開き一人で探偵業をこなしていた。
そ街では有名な冴えない探偵と影で言われていた。
そんな彼の元にある日来客が訪れた。岡は驚いた。何故ならここ数年、自分の事務所に自分以外の人間など来た事が無かったのとその来客が余りにも大きな人物だったからである。
岡は「どうぞ。こんな狭苦しい場所ですがどんな依頼でもうけますから。」
と久しぶりに来たお客に緊張していた。
岡はお客の言葉を待っていた。どんな依頼なのか内心ワクワクしていた。
「・・・・」
何分経ってもそのお客は話そうとしなかった。ただ一点をみつめたまま微動足りともしなかった。
きっと向こうも緊張してるから話せないのかあるいは気軽に話せないような依頼内容なのかと思い待っていた。だが何分経って
も同じ姿勢のみ動こうとはしなく岡は耐えきれなくなり話始めた。
「お客様、本日はどんな依頼でお越しになられたのですか?」
更するとお客は急に話始めた。
「ここで働かせて下さい。」と話始めた。