「だーくねす…きっど???」


文の最後に書いてあった文字を読んでアタシは首を傾げた。



「直訳すると…暗黒…闇の……子供?」


「kidって…子ヤギとも読むわよね?」



日向と鳴海が難しい話しをする
…さすが学年No.1とNo.2だけありますね…お二人さん…


お話を進めていくのは構わないんだけどさ…



「アタシをおいて行かないでえぇー!!((泣」


「ちゃんと勉強しなさい、ばか。」


「まぁまぁ鳴海サン。ローマ字読めただけでもいいじゃん((苦笑」


日向…それフォローなってないからぁ!!
アンタは悪気ないんだろうけどねぇ((泣





恨めしげに日向を睨むアタシを見て、鳴海はふふっと笑った


「まぁ、恐怖のゲームって書いてあるけど…見たところ楽しそうだし、和瑛なんてハンターだからやる気満々だから(笑)大丈夫じゃない??」



和瑛の方を見ると、確かにやる気満々ですね…



「それに授業も潰れるし♪」


鳴海は嬉しそうに微笑むと、じゃね♪とクラスの中に消えていった




「ふぅん……でも、お金もらえるし…アタシと日向足早いから残りそうだね♪」


アタシが日向に笑いかけると、日向は困った様に微笑み返した


…どうしたんだろ
日向の顔を覗き込む
すると日向は

「なんか…嫌な予感がするんだよなー…」

と呟いた


「…なんでよ?」


「んー…わかんね」




そう言った日向は鞄を自分の机に置きに行ってしまった





.




.




「…嫌な予感……か…」


アタシは黒板のど真ん中に貼られた貼り紙をじっと見つめる



「これはゲーム…だもんね」


アタシは日向の言うことに少し引っ掛かりつつも…その場を離れた






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