あたしは、一気に青ざめた。 もし… 当たっていたらと思うと ゾッとする―――。 「…今日は……帰ります。」 「そうした方がいいわ。 瓜生君に臭い匂いは嗅がせたくないもの。」 『臭い匂い』―――。 今のあたし、臭いんだ…。 それじゃあ 翔太にも迷惑かけちゃうよね…。 「じゃぁ…さようなら。」 「待って!美咲ちゃん!!」 もう…なんなの? 早く…早く1人になりたいのに…。 「美咲ちゃん! 私、今日最高の日にするの!」 そんなの、 楽しめばいいじゃない…。