何これ…。 「美咲?顔色悪い―――おい!!」 あたしは、翔太の言葉を 聞かずに走った。 トイレに。 「ゲホッゲホッ…。」 「お客様!大丈夫ですか!?」 心配して来てくれた店員の人が ティッシュと雑巾を持ってきてくれた。 最悪―――。 あたしは、吐いてしまっていた。 一体何が入ってた? この味…… 知らない味―――。 でも、すごくマズイ。 「なんなのよ…もぅ……。」 あたしは泣いていた。