「…ぅっ……グスっ…う…。」 泣きたいのは、あたしじゃない。 1番泣きたいのは 岸戸ちゃんなんだ。 分かってても、 分かっててもあたしは 「うっ……ぅわぁー…っぃやだょ…。」 涙は止まらなかった。 「…グスっ…もう!!!!」 「ガンッ!!」 あたしは、壁を叩いて泣くことしか 出来なかった―――。 どうして、岸戸ちゃんなの? あんなに一生懸命やってた人なのに どうして、恋をしただけで 辞めなきゃいけないの? 「きっ…岸戸…ちゃんじゃ…なきゃ 嫌…だよ……。」