「社長!!!!」 あたしは、ノックもせずに 社長室に入った。 「平野くん、 ノックぐら『なんでですか!?』」 「……あぁ岸戸さんのことかい?」 「社長あんなに褒めてたじゃないですか!」 「それとこれとは、話が違う。」 プツプツとあたしの 堪忍袋の緒が切れそうになる。 なにこのクソじじぃ…。 洒落てんじゃねぇよ! 「岸戸ちゃんが辞めるなら あたしも辞めます!!」 「!!!?」