岸戸ちゃんが
翔太のマネージャーが好きなことは

あたしも知っていた。

でも、
岸戸ちゃんもあたし達のことを
知っている。


「ガチャッ―――。」




「あっ!岸戸ちゃん、お帰り!!」




「……ぅん…。」




「どうか…したの?」


楽屋に帰って来た岸戸ちゃんの様子が
おかしかったから聞いてみた。


「……ぅ、うぁーー!!」




「岸戸ちゃん!!?」


岸戸ちゃんは
なき始めた―――。