海の記憶に残る恋

「うん。別に平気だよ」




あやが答えた。




なんだか蛇のことなんかどうでもよくなってきた。




ずっとこうして歩いていたい、とシンジは思った。




やがて遠くに岩が見えてきた。




「ほら、あそこ見て」




シンジは指で遠くの浜辺を指した。