俺様王子のお姫様



次の日
腫れた目を隠しながらも、
学校に登校した。


玄関に向かうと、

「‥触んな!」


篤輝の声‥


と、


「‥なんで?
彼女と別れたんでしょ?」


市村さん‥―



あたしは、
反射的に身を隠してしまった‥。