「――っ――‥つ‥夏月!」






えっ!?




「だれっ?!」




突然、私を呼ぶ声が聞こえる。


だれ?


私を呼んでくれる人わ


私を必要としてくれる人は‥‥どこ?






「やっと目が覚めた!」



「お前、大丈夫かよ!?」



目の前には紗南と綾音の顔があった。




「きゃっ!!」




目をそらす


2人とも‥近すぎ!





「あれ‥私‥」




どうしちゃったんだろ?


さっきのは‥夢?




夢でよかった‥




あれが現実なら‥私