なだらかな坂道を小走りで駆け上がり、駅の改札を通る。





「〜♪♪」





気分良く鼻歌を歌うなんて、何時ぶりだろう。



久々に乗る電車は、私を少しだけ幸せにしてくれる乗り物に見えた。