「‥‥うん」





「あのね‥私ね」




「ん」





「私、‥中学校のトキ」





あ、やだ




思い出してきた。






「ッッ‥‥」





抑えろ私。


いまはちゃんと話さなきゃ。





スッと深呼吸を1つ。







「‥イジメられてたの」





固く目を閉じて琉風の返事を待った。





すると手が温かく包まれて




軽く目を開けると、琉風が私の手を握ってくれてた。





「震えてる」




「だって‥‥」




「他には?」





「え‥‥」




琉風は凄いね





私のコト、全部読まれてるよ‥‥。