そして首を締めるのを止めると、




「あんたに自由なんて無い。因みに、生きてる価値もね」




と言って校舎に戻って行った。






「ゲホッゲホッ‥‥」




首、死ぬかと思った。




殺してくれてよかったのに。




琉風を振るくらいなら‥死にたい。



琉風がいないと死んじゃう。




琉風の近くにいたいの‥




「死ね。私‥」





チャイムと同時に私の声は消えて行った。





琉風


琉風


琉風






夏休みの海

楽しかったね。



初デートで終わっちゃうよ。私たち‥‥




もう琉風って呼べないね。



キスもできないね。




抱き締めてもらえないね‥‥。





「琉風ぁ‥‥」




もう、好きって言えないね。









せっかく手に入れた幸せ





崩れるのは簡単なのね。








まだ、好きなのに‥