tiramisu.


メールの受信音。
夜9時。
メールマガジンだ・・・。
私は、あれから少し眠っていたみたいだ。
静かになった家。
何も聞こえない。
携帯を閉じ、だるい体を起こした。
部屋から出て、階段の電気をつけた。
お腹へった・・・。
何かないかなと思って、リビングに行ったけど、何もない。
あの人たちもいない。
家に一人ぼっち。
何も食べずに、シャワーをあびてすぐに寝てしまった。
瞼を閉じる時、浮かぶのは三國。
会いたいなぁ・・・。
淋しくて、心がつぶれそうだった。


携帯のアラームで目がさめる。
頭がズキズキと痛む。
朝ごはんは、コンビニでなんか買えばいっか。
ねぼけながら、「いってきます」と言って家を出た。
「カノ!おはよう!」
ニコニコ笑う三國。
心が一気に明るくなった気がした。
「おはよう!」
三國に負けない笑顔で返したつもり。
一人の通学路より、三國と一緒の方が何倍も楽しい。
・・・それにしても、頭痛いな・・・。
「? カノ、もしかして具合悪い?」
私の顔を覗きこみ。
「ううん!」
少し、照れてしまって大袈裟に首を振る。
「そ・・・?」
これくらいの頭痛、平気だよね!
「でさ、昨日はごめんね・・・。」
しゅんっと縮こまる三國。
なんだか、可愛い。
「大丈夫だよ!気にしないで!」
笑顔で答えた。
「・・・でさ、今日のお昼、カノと八雲と三人で食べない?」
遠慮しがちにきいてくる。
八雲くんとお昼?
「いいよ!仲良くなるチャンス!」
そう言ってガッツポーズをとる私に、三國が申し訳なさそうにする。
「ごめんな・・・」
そこまで、酷いんだ、恐怖症。
可哀相だな・・・。
私も力になってあげれたらいいけどな!!