tiramisu.



「えぇ!?聞いたの?」
通学路を二人で歩く。
薄暗く、だんだん夜に近づく。
危ないから、三國が家まで送ってくれるって。
「うん。麗花ちゃんから全部聞いたの」
私は麗花ちゃんに言われたの事を話した。
麗花ちゃんが、三國を好きだって言う事と、三國から私への気遣いが分かるところは内緒にして。
「まじかよー」
真っ赤になって照れる三國。
顔を手で隠して、へなへなとしゃがみこむ。
かわいいな。

もうちょっとで、本当に暗くなる。
真っ暗な空を見上げて見つけた1つの光り輝く星。
それは、一番星だった。
私は指差して、三國に問いかけた。
「一番星!あれって金星だっけ?」
どうでもいい質問に、
「さあ?そうじゃね?」
と三國は答えた。
知識レベルの低い会話。
それがすごい楽しかった。