「ごめん!大丈夫?」
焦って、私のおでこから手を離す。
私のおでこには、傷があった。
「大丈夫」
私もニコって微笑んだ。
でも、不思議な点が。
「麗花ちゃん達は?三國麗花ちゃん達に会ったの?」
私が聞くと、三國は首を横に振った。
「カノが倒れて、遠山達が逃げ出したんだ。だから、会ってないよ。」
「そっか・・・」
麗花ちゃん達、もっと怒ったらどうしようかと思った。
三國が私を助けに入って、私をかばったら・・・。
嬉しいけど、怖い。
「大丈夫だよ。安心しな」
優しく微笑む三國にドキって心がふるえた。
「ありがとうございました」
私たちは、保健室を出た。
「三國ありがとね」
「ううん。オレなんにもしてねーし」
教室に戻ろうって、しばらく廊下を歩いていると、
「!!」
廊下の隅を歩く麗花ちゃん達がいた。
目を赤く腫らして。
私をものすごい勢いで睨む。
何か言われるんじゃないかってびびっていたけど
(何も言われない?)
麗花ちゃんは、何も言わずに私と三國のとなりを通り過ぎて行った。
ホッとしたけど、ビミョーに拍子抜け。
(良かった)
それにしても、なんで何も言われないんだろう?
私はまだ消化不良だった。
教室に荷物を取りに行って、三國と帰ろうとしてた時、私の携帯がふるえた。
「ごめん!メール」
三國に誤り、パカって携帯を開く。
開いた瞬間心臓がドクンって音をたてた。
受信[麗花ちゃん]
私はメールを開いた。
[いつもの場所に一人できて。お願い。話があるの。ルイくんには内緒で来て]
また?
イジメられるのかな?
でも、逃げるわけにはいかない。
決めたから。
三國と一緒に学校に行く通学路で決心したから。
前みたいに、イジメられても、私は一人じゃない。
今はとなりに三國がいる。
だから、
逃げずに戦うよ。
だから、
お願い三國。傍にいてね。

