「告る??」
そう言ってきたのは、親友の隼人。
いや意味わかんねえ。
俺には理解できなかった。
「柊沙夜。知ってるっしょ?」
柊…?
ああ、聞いたことあるかもしんね。
集会でか?
確かテニス部だっけね。
色々表彰されてたから覚えてる。
「そいつ、知り合い?」
「全然、だけど俺のことくらい知ってるだろ」
…こいつ、自分モテると思ってる。
実際モテるけど。


宮崎隼人。
俺と同じ小学校で、俺が5年の時転入してきてから、仲がいい。
かるいのは、小学校の時から。

つうか、こいつ他中に彼女いるじゃん。
そのことを聞いてみた。
「フラれたらそっちとるし」
つまりはキープ?
最低だろ。


「ま、協力よろしく」