空に染まる。

「あの写真を見て…私は声が出なかったわ。みんな…辛い事を乗り越えたからこその笑顔だって、そう思ったわ。」


「詩穂。私、あの写真を見てやっと気付いたの。私は楽してたんじゃないか、湊太に辛い思いさせてたんじゃないかって…」

私…また涙出てる?


「嫌だったらそばにいないんじゃないかな?」


詩穂は言う


湊太は


そばに…


「私も湊太も、十八女若菜が好きだからそばにいるんだよ?」