2人は2週間前から付き合い始めたらしい。
詩は私に申し訳ないという気持ちで新くんには黙ってもらっていたという。
詩はそういうところがすごく優しい。
「何かさ、詩が先に好きになった言い方してるけど、俺の方が好きだったし、俺が告ったんだ」と自慢気に話してくれた新くん。
隣で詩は顔を赤くしていた。昨日は本当に辛かったけど、2人のことで幸せな気持ちになれた。
確かに辛い……。
私の時間はあの日から止まっていようと周りはどんどん変わっていく。
だから、私も前を見よう。
そう思った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…