そのまま手はまたベッドに押さえられて竜二が上におい被さった。

その後は痛いことしか覚えていない。

何かいろいろされたけど怖くて目は結局開けられなくて自分が知らない声が漏れていた。恥ずかしい…

途中で竜二が「好きだ」と呟いてくれた。それだけが嬉しくてその言葉だけを考えていた。

「い、痛い痛い痛いー」
とりあえずその後は叫びまくった。あまりにも私が叫ぶからずっとキスしてきた。

その後………記憶なし。

いつの間にか竜二と外歩いてた。当たりは真っ暗で。
「痛い、腰痛いよ」
「しゃーねぇよ。ありがとうな、痛かったのに」そう言って手を握ってくれた。「

あんまり覚えてない。何したかも微妙……」
「はは…いいよ、それで」正直気持ち悪かった。だけど、キスをやめてはゴメン、ゴメンと謝る竜二に何度も笑顔を見せた。

気持ち悪かったけどなんとなく嬉しい気持ちもあった。よく分からないけど。

初体験はあっさりと中学一年で終わってしまった。