「綺麗だ」そんな台詞ガラに合わなくてぶっと吹き出してしまった。
「き、きったねー」そういう竜二に笑ってしまった。
「もういい、目瞑ってて」真剣な顔で言うので私は目を瞑った。
掴まれている片方の腕が解放されてベッドが揺れる。目を瞑ってるから何が起こってるか分からないけど。
次の瞬間Tシャツが首らへんまで捲られた。
「うわっ、キャっ」
「いちいち反応でけぇーな」
「だって、分からないもん」
「別に目、開けててもいいぞ」怖くてそんなことできません。首を横にいっぱい振る。
すると今度は手が背中に伸びた。急に体が楽になる。
えっ……ブラジャーとられた…。
もう何がなんだか分からなくて必死に目を閉じる。何かそれからあまり覚えていない。



