私は竜二にバイバイして歩きだすと竜二の友達5、6人が輪になって喋っていた。
うっ……ヤンキー…
さすがにあんなにいっぱい居ると怖い。竜二とはまた違う。
「もーもこちゃん」早くその場を立ち去りたくて急ぎ足で歩いていたのにその場で止められてしまった。
「は、はい!」振り向くと見覚えのある茶髪野郎。
「竜二と帰るの?」
「あっ、うん」
その茶髪野郎の後ろの人たちの目がかなり怖い。嫌です。怖いです。早く立ち去りたくて後ろ向きで少しずつ歩き出した。
「あっ、俺、菊地新(キクチアラタ)」自己紹介なんて全く求めてないんですけど。
まじで早く部活行きたいんですけど…ってかあと5分で始まるんですけど。
「あっ、そうですか」またもや苦笑い。
「何かあったら俺に相談して。竜二のことなら俺が一番よく知ってるから」あなたに相談する前に解決します。ってか問題事ならないように十分気を付けます。
「あーはい」私は苦笑いをして今度は前を向いて走った。



