｢いやいやいやいや…チャイムあと5分で鳴るから用事ならここで｣
やっとこさ口で突っ込みできました。やりました、桃谷桃子！
｢はぁ??一時間くらいサボれよ｣
｢そりゃ違います。竜二がよくても私がよくないです｣あら、ちゃっかり竜二って何か馴染んでるし。
｢いいだろ、一時間休んでもどうってことない｣
いい加減にしろって!!
胸はドキドキしてるのに私の腹を立たせる竜二。
すごいわ…付き合って1日立たないうちに彼女キレさすなんて。天才っす！
｢私は授業受けるの！｣
私は思い切り腕を振り払って走った。私はクラスの方へ引き返す。竜二は直ぐ様私の後ろを追ってくる。
｢おい、桃子｣追ってきていることに気付いて私は全力で走った。
部屋に着くと丁度チャイムが鳴り響いた。
｢セーフ｣みんないろいろ私に聞きたそうな顔をしているけど先生が入ってきたのでみんな席に大人しく着いた。
