次の日は最悪だった。あの告白が学校内に広がってみんなにからかわれた。そしてみんなに言われた。
『あいつはやめた方がいい』
私をからかってはその言葉をみなが真剣に言ってきた。
もちろん分かってます。私が付き合うわけないじゃないですか。あんなヤンキー野郎。
そして一番ショックだったのはクラスで気になってた男の子にその話題に触れられたこと。
その子だけには知られたくなかった。そんなの無理な話で。
なぜかその子によかったねと笑顔で言われ一瞬で私の淡い恋は終わったのだと思った。
そして、その日の昼休み外が騒がしいと思って窓から顔を覗かせると違う学校の制服の誰かと比嘉竜二が殴りあいをしていた。
みんな窓から顔を出してその喧嘩を見物していた。
先生5人がかりくらいでその喧嘩を止めて、比嘉竜二と相手の男の子は先生に連れていかれた。
隣に居た詩がぼそっと私に呟いた。
「うん、やっぱ比嘉くんはダメだ」私はその言葉に何度も首を上下に動かした。
うん、今日会ったら断ろう。日にちをあけて期待をさせるのも悪いと思う。
ってか何で私のこと知ってるの!?この疑問だけが頭から離れない。



