もう恋なんてしたくなかったのに!!

[遥Side]


「どうしたの?」

康俄をスルーして康輝のもとに向かった。

「嫌別に!俺さ1組なんだ!」

「そうなんだ!!私の親友も1組だよ!」

「そうなんだ!まあたまには声かけて。」

「うん!ありがとう。」

用事あったのかな?それとも本当にあんだけ(笑)?クラスに戻って行く康輝を見送りながら考えていた。

康輝の事を考えるのは嫌いじゃない、もっと知りたくなる。 彼の笑顔を思い出すたび胸がポカポカする。

「何うっとりしてんの?」

「わっ!冴!」

「わっ!って失礼な! それよりさっきのって海堂・康輝だよね!?」

「うん!面白いんだよ!!」
「ふーん(笑)珍しいじゃん遥が男ほめるなんて。」

ニヤニヤしながら冴が言う。

「べっ別に変な意味じゃないよ」

「あれー遥テンパってる〜」
冴にからかわれてますます顔が熱くなる。別に康輝とはただの友達だし、、、そう友達!でもそう言い切るとなぜか針が刺さるような感じになる、、、

どうしたの?私、、、。

放課後いつものように冴を迎えにクラスへ行く。

「ごめん遥!今日彼氏と帰る。」

「あっ解った!大丈夫だよ!」

「本当ごめんね!」

冴が謝って慌ただしくクラスをでていった。

「一人?」

「あっうん(笑)冴の彼氏に冴取られちゃった」

康輝が笑って声をかけて来た。

「俺も今日部活ないから良かったら一緒に帰らない?」

以外な康輝の発言、、、。正直内心なんか嬉しかった。

「うん!良いよ。」

そう言うと康輝はいつもながらに暖かく微笑んだ。

まただ、、、彼のあの顔を見ると私の心は大きく波をたてて私を苦しくする。