「何で? ハルの友達に聞けばよくない?」

「それがね、その隠し扉の中に入ってから、道に迷っちゃったらしくて、出られなくなったらどうしようって引き返したから、その先がどうなってるかまでは見られなかったんだってさ」

「で、そんな危険な場所にあたし1人行かせる気?」

「うん。……ねえ、いいでしょ?」

「やだ」

「え、何? もしかして、天音怖いの?」

「そんなんじゃないっ!!」

「じゃあ、決定! さっそく今日行ってきてね!」

「う……もう、わかったよぉ…」


あぁ…ホントにこの子はあたしの親友なのでしょうか。

しかも、天の邪鬼っぽい発言しちゃったし……。

……あ!


「麻里、さては仕組んだなー!!」

「あら、バレた?」