駐輪場に着き、チャリを留める。
カバン持って気付いた。
弁当忘れた…。
せっかく母さんが朝早く作った弁当なのになぁ…。


「大輔…」
『ん?』


俺は弁当忘れた事に頭がいっぱいになった。
さっきの話など、忘れていた。


「じゃあ、俺狙っていいかな…?」
『は?何を?』


嫌な予感がした。
どうしてだろうか…。


「有村さん…」


『ジュンチ…』