『朝にいるの珍しいじゃん。仕事は?』
「昨日も今日も休み貰った♪キャバ嬢もたまには休みが必要よ」
姉ちゃんはキャバクラで働いてる。
夜の仕事だとしても、俺は別に偏見とか持たないし。
逆に立派に働いてる姉ちゃんが偉いと思う。
俺は朝食を食べ、そそくさと着替えた。
ユニフォームを着ると、気合いが溢れる。
カバンに荷物を詰める。
今日は練習試合だ。
ん?何のって?
…野球だ。
俺はこう見えて高校球児。
『んじゃ、姉ちゃん行ってくる!』
「おう!打って来いよ!」
『1年だからまだ無理だよ(笑)あ、七葉が部屋いるからよろしく』
「七ちゃん来てるんだ!了解!んじゃね」
俺は家を出た。

