傘も差さず、コートにスウェットにブーツ。 おまけに頭はボサボサ。 それでもアタシは走り続けた。 だけど… 駅前に上杉隼人の姿はなかった。 いるわけないよね…。 ガクガクと肩が震えるだす。 寒さのせい…。 そう自分に言い訳をする。 目の前が滲んで見える。